【改善例紹介】歩くと足の裏が痛い【足底筋膜炎】

こんにちは。
姿勢と歩行の整体院の渡辺です。

今回は、「歩くと足の裏が痛い(足底筋膜炎)」という方の改善例を紹介します。

この方の痛みは、「足関節の動きが悪いこと」が原因で、足の裏の「足底筋膜」に負担がかかったものでした。

なぜその部分に痛みがでていたのか、どうすれば改善したのかを記載していきます。

目次

患者さんの情報と訴え

この方は30代後半の男性で、3年前から両足の裏に痛みがあり、整形外科で足底筋膜炎(そくていきんまくえん)と診断されました。

足底筋膜炎とは、足の裏に張っている組織のことで、体重を支えるのに重要な役割を担っています。(足底筋膜を下の画像①に示す)

<画像①:右の足底筋膜>

足底腱膜炎についてはこちらの記事でまとめております↓

整形外科では外来リハビリテーションがなかったため、接骨院へ数か月通院されましたが、足底筋膜のストレッチと電気をあてるのみで症状が変わらず、困っているとのことでした。

これからお子さんとも出かけて、一緒に走ったりしたいとの思いもあり、なんとかして症状を良くしたいとご相談をいただきました。

痛みの出ていた部分を下の画像②・③に示します。

<画像②:痛みの出ていた部分(体表面)>

<画像③:痛みの出ていた部分(足底筋膜)>

では次に、この方の痛みの原因について記載していきます。

この方の痛みの原因

この方の痛みの原因は「足関節の動きが悪いこと」でした。

足関節の動きが悪いと、扁平足のように足をベタッとつぶすような形になってしまいます。(下の画像④に示す)

<画像④>

このように足のアーチがつぶれてしまうと、足底筋膜が過剰に引き伸ばされてしまいます。

その状態で何百歩も、何千歩も歩くから、足底筋膜が引き伸ばされすぎて痛みがでてくるんです。

よく「歩き方が悪い」と言われたりもしますが、私はこの考え方には反対です。

足関節の動きが悪いので、どれだけ意識しても変えられないんです。

なので、足関節の動きを良くしていけば、勝手に歩き方も変わってきます。

次に、施術アプローチの要点についてまとめます。

施術アプローチの要点

施術アプローチの中心は、足関節の動きを良くしていくことでした。

足関節の動きが良くなれば、アーチがつぶれるような足の動きがなくなるので、足底筋膜が過剰に引き伸ばされることもなくなります。

そうなれば、痛みがでなくなります。

足というのは文献にもよりますが、大きく分けて前側の「前足部」、後ろ側の「後足部」に分けられます。

これらのどこに動きの悪さがあっても、足関節の動きが悪くなります。

この方の場合、主に「後足部」の「足関節」そのものに硬さがあったため、そこを中心に施術を行いました。(部位を下の画像⑤に示す)

<画像⑤:右の足関節>

まず足関節を中心にご自身でもお家でセルフケアをやっていただき、痛みは減っていきました。

最終的には上半身の硬さにもアプローチし、より前に力強く歩いていけるような状態まで一緒に頑張っていただきました。

幼稚園に通う息子さんとも、一緒に公園で楽しく遊べるようになったらしく、私もとても嬉しかったです。

まとめ

今回は、足関節の動きが悪いことが原因で、足底筋膜に負担がかかって痛みがでた足底筋膜炎の方の症例を紹介しました。

原因となる部位に正しくアプローチできていれば症状は改善しますが、原因ではないところをいくらストレッチしたりほぐしても、症状が改善することはありません。

私は、あなたの痛みの本当の原因をしっかりと見つけていきます。

当院では、あなたのお身体の状態に合わせて施術を行わせていただきます。

もし何かお困りのことがあれば、遠慮なくご相談ください。

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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姿勢と歩行の整体院 柔道整復師 渡辺雅之

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