【改善例紹介】足の小指側の骨が痛い

こんにちは。
姿勢と歩行の整体院の渡辺です。

今回は、「足の小指側の骨が痛い」という方の改善例を紹介します。

この方の痛みは「足のアーチが高いため、小指側に体重がかかりすぎていること」が原因で、足の外側の骨に負荷がかかりすぎて出た痛みでした

なぜその部分に痛みがでていたのか、何が原因だったのか、どうすれば改善したのかを記載していきます。

目次

患者さんの情報と訴え

この方は20代後半の女性で、2か月前にジムで運動をした日の夜から、右足の外側部分に痛みがでてきたとのことでした。

ジムでは筋力トレーニングのほか、縄跳びやランニングを中心にやったとのことでした。

痛みの出ていた部分を下の画像①に示します。

<画像①:痛みの出ていた部分>

皮膚上から見るとよくわかりませんが、実はこの部分は足の指の骨なんです。

下の画像②に示します。

<画像②:痛みの出ていた部分(骨)>

ここです。

ここは、手でいう「小指」と「薬指」にあたる部分の骨です。

最初は違和感程度でしたが、最近では痛みがでる頻度が増えてきたため、心配になってご相談を受けました。

場所としては骨ですので、ひどい方では疲労骨折などもあり得る場所です。

そのことを念頭において、特に足関節から股関節を中心に、歩き方や関節の位置などのチェックをしてきました。

この方の痛みの原因

この方の痛みの原因は、「足のアーチが高いため、小指側に体重がかかりすぎていること」でした。

足にはアーチ構造があり、体重を効率よく分散して受け止めています。

そのためには、足のうら全体で衝撃を吸収する必要があります。

※足のアーチの役割についてはこちら↓

しかしこの方の場合、アーチが高く小指側から接地してしまうため、小指側に体重がかかりすぎてしまい、ストレスがかかり続けます。

特に縄跳び・ランニングなどの運動では、強い衝撃が繰り返しかかってしまうので、結果として小指側の骨に痛みがでたと考えられました。

足の小指にストレスがかかるイメージを下の画像②に示します。

<画像②:右の小指の骨にストレスがかかるイメージ>

この足の形をよく見ていただくとわかると思いますが、足のアーチが高く見えませんか。

足のアーチが高い方は、多くの場合で小指側に体重がかかりやすいです。

次に、施術アプローチの要点についてまとめます。

施術アプローチの要点

施術アプローチの中心は、「足のアーチを下げるように誘導することで、荷重を親指側にもかけられるようにしていくこと」でした。

イメージとしては以下の画像③のような感じです。

<画像③:足のアーチを下げていくイメージ>

この方の問題点の大部分は足そのものにありました。

しかし細かくみていくと股関節の動きや体幹の硬さもあったので、足をメインにほかの部分もアプローチを行いました。

痛みが減ってくるまで時間がかかりましたが、信じて通ってくださったおかげで、無事に痛みがなくなり、卒業となりました。

この方には再発予防として、股関節周囲のセルフトレーニングをお伝えしました。

まとめ

今回は、足のアーチが高いため、小指側に体重がかかりすぎていることが原因で、小指側の骨に痛みがでていた方の改善例を紹介しました。

一般的には、足のアーチが低い状態の「扁平足(へんぺいそく)」が良くないというイメージが強いですが、

アーチが高すぎる「ハイアーチ」の状態も、あまり良くはありません。

※「ハイアーチ」で痛みを出していた方の改善例はこちら↓

歩き方を気にされる方は多いですが、足そのものの動きが悪いのかを気にされる方は少ないです。

どれだけ歩き方がきれいでも、足の動きが悪ければどこかに痛みがでてきます。

あなたの足だけでなく、お身体全体のバランスを整えていくことが重要です。

私は、あなたの痛みの本当の原因をしっかりと見つけていきます。

当院では、あなたのお身体の状態に合わせて施術を行わせていただきます。

もし何かお困りのことがあれば、遠慮なくご相談ください。

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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姿勢と歩行の整体院 柔道整復師 渡辺雅之

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