【改善例紹介】ランニングで膝の外側の筋肉が痛い

こんにちは。
姿勢と歩行の整体院の渡辺です。

今回は、「ランニングで膝の外側の筋が痛い」という方の改善例を紹介します。

この方の痛みは「太ももが内側に向きすぎていること」が原因で、太ももの外側の筋肉が引き伸ばされすぎたことによる痛みでした

なぜその部分に痛みがでていたのか、何が原因だったのか、どうすれば改善したのかを記載していきます。

目次

患者さんの情報と訴え

この方は30代後半の男性で、1か月前から趣味のランニングをした後に、右の膝の外側の筋に痛みがでてきたとのことでした。

ご自身で痛い部分をほぐしたりストレッチをしていましたが、症状の改善がみられず、むしろ悪化しているとのことでした。

最近では立ち仕事をしている最中にも、なぜか同じ部分に痛みがあり悩んでいるとのことでした。

痛みの出ていた部分を下の画像①に示します。

<画像①:痛みの出ていた右膝の外側の部分>

この方の痛みがでている組織は、膝を曲げる筋肉です。

ランニングでの痛みの出かたを詳しく聞いてみると、「走り始めは痛くないが、距離が増えてくると徐々に痛みがでてくる」とのことでした。

痛みの出かたと部位から考えて、「関節の動きと位置が悪い状態で走ることにより、膝を曲げる筋肉に負担がかかりすぎた痛み」を最も疑いました。

そのことを念頭において、いつも通り歩き方や関節の位置などのチェックをしてきました。

この方の痛みの原因

この方の痛みの原因は「太ももが内側に向きすぎていること」でした。

その状態を下の画像②に示します。

<画像②:右の太もも部が内側に向くイメージ>

こんな感じで、右の太ももが内側にグイッと向いてしまうと、どうなるか。

痛みの出ていた外側の筋肉は、通常の位置よりも内側にねじられるため、より引っぱられます。

その引っぱられた状態でランニングをすると、走り始めはそのストレスに耐えられても、距離が1km、2km……と増えてくると、いずれ筋肉が耐えられなくなって痛みがでた、ということです。

次に、施術アプローチの要点についてまとめます。

施術アプローチの要点

施術アプローチの中心は、太ももを外側に向けるようにしていくことでした。

内側に向きすぎていた太ももを外側へと誘導するように筋膜リリースを行いました。

この方の場合は足関節の動きも悪くなっていたため、その部分への施術も行いました。

ご自宅でのセルフリリースも積極的にご協力いただき、無事痛み無くランニングを楽しんでいただける状態になり、大変嬉しく思います。

再発予防として、お尻の筋肉のセルフケアを指導して終了となりました。

まとめ

今回は、太ももが内側に向きすぎていることで、筋肉に痛みがでていた方の改善例を紹介しました。

この方も私が見させていただく前、ご自分でストレッチをしていたとのことでした。

※この方と同じような膝の部位に痛みが出る疾患として、「腸脛靱帯炎(ランナー膝)」があります。

こちらの記事↓にもまとめておりますのでご覧下さい。

原因となる部位に正しくアプローチできていれば症状は改善しますが、原因ではないところをいくらストレッチしたりほぐしても、症状が改善することはありません。

私は、あなたの痛みの本当の原因をしっかりと見つけていきます。

当院では、あなたのお身体の状態に合わせて施術を行わせていただきます。

もし何かお困りのことがあれば、遠慮なくご相談ください。

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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姿勢と歩行の整体院 柔道整復師 渡辺雅之

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