膝の筋力低下とトレーニングについて【変形性膝関節症】

こんにちは。
姿勢と歩行の整体院の渡辺です。

あなたは「膝(ひざ)の筋力をつけましょう」と言われたことはありませんか?

確かに筋力をつければ膝は安定するかもしれません。

ただ、「なぜ膝の筋力が低下しているのか」を説明されたことはありますか?

膝の筋力が低下しているのは、必ずその理由があります。

今回はそんな内容について、【膝の筋力低下とトレーニング】というテーマで記載していきます。

膝のどの部分の筋力が低下しているのか

変形性膝関節症などの方は、特に太ももの前の筋力が低下していることが多いです。

太ももの前には、「大腿四頭筋(だいたいしとうきん)」という人体最強のパワーを持つ筋肉があります。

そして大腿四頭筋の内側の部分は「内側広筋(ないそくこうきん)」と呼ばれ、変形性膝関節症などで「筋力が低下している」というのは、この内側広筋の筋力低下を指すことが多いです。

大腿四頭筋と内側広筋は以下の画像①に示します。

<画像①:大腿四頭筋と内側広筋>

この大腿四頭筋の作用は、膝を曲がった状態から伸ばす作用です。

動きで一番わかりやすいのは、サッカーのキック動作です。

なのでサッカー選手って太ももの前がパンパンに太くなっていますよね。

あれは強いキックを蹴ることで大腿四頭筋が鍛えられ、大きくなっているからです。

「なぜ膝の筋力が弱くなっているのか」を考える必要がある

では、なぜ内側広筋が弱くなるのかというと、

  1. シンプルな活動量の低下
  2. 膝関節の伸展制限(まっすぐに伸びなくなる状態)

大きく2つの理由が考えられます。

活動量の低下は、例えば階段を一切使わなくなったり、歩いたりすることがほとんどなくなったりといったことです。

この場合には、筋力トレーニングをすれば低下した筋力が回復してきます。

ただ「膝関節の伸展制限」の場合には注意が必要です。

膝関節の伸展制限とは、膝がまっすぐに伸びなくなる状態です。

伸びなくなっている原因は人それぞれですが、多くは筋肉や脂肪組織が邪魔をして膝が伸びなくなっています。

ここで重要なのが、先ほどの大腿四頭筋の内側部分である「内側広筋」の作用です。

その作用は「膝が軽く曲がった状態(30°くらい)からまっすぐにする」働きです。

なのでそもそも膝がまっすぐに伸びない場合には、内側広筋が働きづらいんです。

つまり、

膝が伸びなくなる

内側広筋が働きづらい

内側広筋が作用する機会が少なくなる

内側広筋の筋力が低下する

ということです。

なので、まっすぐに伸びない膝でいくら筋力トレーニングをしても、本当に筋力が正しく強化できるかは疑問です。

つまり、この場合の膝の筋力低下の根本原因は「膝が伸びなくなること」です。

なので、筋力トレーニングをする前に、伸展制限を解決して、膝がまっすぐに伸びる状態にしてから筋力をつけていく必要があると考えています。

まとめ

今回は、【膝の筋力低下とトレーニング】を記載しました。

膝に痛みがあるのには理由があるように、筋力が低下しているのにも理由があります。

症状の根本の原因を探すことが大切ですね。

何かあれば、遠慮なくご相談ください。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。

院長:渡辺雅之
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姿勢と歩行の整体院 柔道整復師 渡辺雅之