接地時に膝が痛い方の特徴【変形性膝関節症】

こんにちは。
姿勢と歩行の整体院の渡辺です。

今回は、【接地時に膝が痛い方の特徴】について、記載していきます。

目次

接地時に膝が痛い方の特徴

ここでいう接地時とは、歩いたり階段の時など、「降り出した脚が地面に接した瞬間」のことです。

この接地時に膝が痛い方の特徴としては、以下の2点です。

  1. 筋肉がとても硬くなっている
  2. 膝の「ねじれ」がとても強くなっている

「とても」というのが重要です。

つまり膝がかなり悪い状態になっています

変形性膝関節症と診断を受けている方が多いんですが、筋肉が硬く、膝の「ねじれ」が強いので、膝の組織に常に負担がかかっている状態になっています。

そうなると、地面に脚が接地し体重がかかってくると、何十キロという体重が膝にのしかかってくるため、「痛み」がでるんです。

この状態の方は、たとえば仰向けに寝た状態、つまり体重がかかっていない状態での膝の曲げ伸ばしでも痛みがでることが多いです。

その場合には、まずは体重がかかっていない状態での動きで痛みが出ないようにすることが第一です。

膝のねじれ方

これまでの記事でも同様のことを記載していますが、改めて説明します。

膝関節というのは、太ももの前である「大腿骨」、お皿の骨である「膝蓋骨」、スネの骨である「脛骨」で構成されています。

膝関節は以下の画像①に示します。

<画像①:膝関節>

ですが膝関節のねじれが強い方というのは、大腿骨が内側に、脛骨が外側に回旋が強くなっています。

ねじれる方向を以下の画像②に示します。

<画像②:膝関節のねじれ>

ほとんどのケースでこのねじれ方ですが、これを解決するには様々な部分にアプローチする必要があります。

特に接地時に痛みがある方というのは経過が長いことが多いため、ねじれてからの期間も長いです。

なのでその分、膝の筋肉や組織がガッチリ硬くなってしまっており、膝関節の内圧も高くなっています。

その場合には詳細に膝の状態を評価し、検査し、順番にアプローチしていきます。

ここは根気がいりますが、ご自身でもセルフケアをすることで、本来の膝の状態に近づけるスピードが早まります。

膝のために「歩くこと」は本当に正しいのか

よく「動かないと筋力が弱くなるから、歩きましょう」といわれます。

膝に痛みがない方はそれでいいんです。

ただ膝に痛みがある方は、膝そのものの痛みが出る原因が解決していないので、その状態で歩くのは危険です。

むしろ歩くことで痛みが強くなる可能性が大きいです。

なので歩いて膝に痛みがある方は、無理をして歩くのをやめて、なぜ膝に痛みがでているのかを解決してから動かしていくことをおすすめします。

「つっぱり感」について

例えば変形性膝関節症の手術後の方に多いのですが、痛みではなく「つっぱり感」を訴える方がいらっしゃいます。

特に手術後は、皮膚を切開した創の部分や、膝の中の組織が硬くなっています。

歩いたり動かしているとその硬くなった部分が伸ばされるため、「つっぱり感」を感じることもあります。

その場合には膝を動かしたりほぐしたりして、皮膚などの組織を柔らかくしていく必要があります。

担当のお医者さんや理学療法士さんなどに十分確認の上、適切な対応をしていってください。

まとめ

今回は、【接地時に膝が痛い方の特徴】を記載しました。

膝や腰など、いわゆる急性外傷(ケガ)以外の慢性痛は、ほとんどのケースで関節の動きが悪くなっており、負担がかかり続けて痛みがでています。

なので、関節そのものの位置をしっかりと整えることが必要です。

痛みの根本の原因を探すことが大切ですね。

何かあれば、遠慮なくご相談ください。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。

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姿勢と歩行の整体院 柔道整復師 渡辺雅之

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