【筋筋膜性腰痛】【改善例紹介】なぜか右の腰ばかり痛くなる

こんにちは。

姿勢と歩行の整体院の渡辺です。

本日は、なぜかいつも右の腰ばかり痛くなるという主訴の方の症例を紹介したいと思います。

目次

患者さんの情報と訴え

この方は40代の女性の方で、いつも右の腰部痛ばかりを繰り返していました。

これまで数回ぎっくり腰をやっており、その全てが右の腰に痛めていました。

お仕事柄、立っている姿勢が長いことや歩くことが多く、つらいことが多いため、何とかしたいとのことでした。

痛みを訴えていたのは下の画像①の赤丸で囲った部分です。

<画像①:背中側から見た像>

お話を十分に伺ったうえで、姿勢・歩行・骨格の向きなどの確認を行いました。

この方の姿勢の問題点

姿勢の分析により見つかった大きな問題点は、以下の2点です。

  1. 骨盤が後ろに傾きすぎてしまっている状態
  2. 右の肋骨が前方に出てしまっている状態

でした。(下の画像の矢印側に骨格が変位)

<画像:右側面から身体を見た図>

この状態では、普段から肋骨と骨盤をつなぐ「腰方形筋(ようほうけいきん)」という筋肉に過剰な負担がかかってしまうため、非常に痛みが出やすい状態といえます。

施術アプローチの要点

この方への主な施術としては、以下の3点です。

  1. 後ろに傾きすぎてしまった骨盤を前方へと修正すること
  2. 前に出すぎている肋骨を後方に修正すること
  3. 股関節の可動性を改善させていくこと

この3つを中心に施術しました。

もちろん、ご自宅で可能なストレッチやエクササイズも指導させていただきました。

姿勢の改善、関節の動きの改善にしたがって徐々に痛みが軽減していき、最終的には「今まで自分が腰痛持ちだったのを忘れるくらいでした」というお言葉をいただけるまでとなりました。

この方は症状の改善に非常に積極的で、私が自宅でやっていただきたいエクササイズ・ストレッチをお伝えすると、ご自宅でエクセルで表にしてきてくださり、回数やストレッチの秒数などを丁寧にメモして「これで大丈夫でしょうか」と確認してくださったのが印象的でした。

このような方だったからこそ、症状の改善も当初の目安よりもかなり早く達成できました。

最終的には、腰のほかに実は左膝のあぐらをかくときの痛みも気になるとのことでしたので、左膝の痛みも取り切って、施術終了となりました。

腰の痛みの方を施術させていただくたびに、この方のことを思い出します。施術させていただき、ありがとうございました。

まとめ

今回は、「右の腰ばかりが痛くなる」という方を紹介させていただきました。

この方の症状の改善に、私は腰へはほとんど施術していません。

肋骨と、股関節へのアプローチが中心です。

腰が痛くても、それは結果であって、原因ではないことが多くあります。

腰ばかりマッサージされていたり、腰をストレッチしているが、症状が変わらないという方は、遠慮なくご相談ください。

特に症状が出てからの時間経過が長ければ長いほど、乱れてしまったお身体のバランスを取り戻すのは時間がかかります。

ですので、なるべく早めに治療を開始したほうが改善は早くなります。

今回の腰部痛の方以外の症状でも、姿勢・歩行・骨格の向きなどを詳細に評価し、しっかりと治療方針をお伝えしたうえで施術させていただきます。

何かあれば遠慮なくご相談ください。

今回も読んでいただき、ありがとうございました。

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姿勢と歩行の整体院 柔道整復師 渡辺雅之

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