【改善例紹介】首から肩にかけて痛い

こんにちは。
姿勢と歩行の整体院の渡辺です。

今回は、「首から肩にかけて痛い」という方の改善例を紹介します。

結論から述べると、この方の痛みは「鎖骨の下の筋肉が硬くなりすぎていること」が原因で、首から肩にかけての筋肉が引っ張られすぎていてでた痛みでした

なぜその部分に痛みがでていたのか、何が原因だったのか、どうすれば改善したのかを記載していきます。

目次

患者さんの情報と訴え

この方は40代前半の女性で、ぶつけたり捻ったりしていないのに、なぜか昨晩から首~右肩にかけての部分に痛みがでてきたとのことでした。

子どもたちに勉強を教える仕事をされているとのことでしたが、書類の作成などでパソコン作業も多いとのことでした。

痛みの出ていた部分を下の画像①に示します。

<画像①:痛みの出ていた部分>

この部分は「僧帽筋(そうぼうきん)」という筋肉です。

僧帽筋は、以前の記事↓でも記載していますが、肩こりの症状を出す代表的な筋肉です。

この方も、以前から肩こりがあったとのことでした。

そのことを踏まえて、いつも通り姿勢を中心に患部のあたりを詳しくチェックしていきました。

この方の痛みの原因

この方の痛みの原因は、肩が前方に出すぎていたことでした。

そしてその状態を作り出していたのは、「鎖骨の下の筋肉が硬くなりすぎていること」でした。

この鎖骨の下の筋肉というのは、私の他の記事で頻繁に紹介している「大胸筋(だいきょうきん)」という筋肉です。(下の画像②に示します)

<画像②:大胸筋>

この筋肉は胸の部分に存在しており、硬くなると肩が前方にでてきてしまいます。

そして方が前に出てきてしまうことで、僧帽筋もひっぱられてしまいます。

僧帽筋は強大な筋肉で、肩を上げたり、立位で頭を支えたり、頸部を傾けたりする作用があります。

たくさんの動作にかかわる筋肉であるため、通常の位置からひっぱられるだけで、かなり負担がかかりやすくなります。

その負担がかかっている上にパソコン作業で酷使されるため、筋肉が限界に達して痛みがでたものと考えられました。

次に、施術アプローチの要点についてまとめます。

施術アプローチの要点

施術アプローチの要点としては、「大胸筋の硬さをとり、僧帽筋にゆとりをもたせること」でした。

肩が前に出すぎた状態が改善されると、その分僧帽筋がひっぱられるストレスも減るため、痛みが減るだけでなく、首や肩の可動域も改善されます。

この方は腰痛もあり、骨盤のゆがみも相当あったため、骨盤をそのままにしておくとまた姿勢が崩れてくるため、そちらの施術も行いました。

実は肩こりは高校生の時からあるとのことで、筋肉も相当硬くなっていましたが、痛みも徐々に改善されました。

最終的に再発予防として、肋骨や骨盤周りのストレッチ・セルフケアを指導して終了となりました。

まとめ

今回は、鎖骨の下の筋肉が硬くなりすぎていることが原因で、首から肩にかけての筋肉が引っ張られすぎていて痛みがでていた方の改善例を紹介しました。

肩こりがあると、「こる部分をもめばよくなると思っていた」というお話を患者さんからよく聞きます。

その場しのぎの気持ちいいだけの施術では、確かに一時的には症状が楽になっても、痛みの根本原因が解決していないので症状は必ず再発します。

その原因が、筋肉などの硬さを原因とした姿勢の場合が多くあります。

なぜその部分に痛みがでているのか、なぜその部分にストレスがかかっているのかをしっかりと探求していくことが重要です。

私は、そこをしっかりと見つけていきます。

当院では、あなたのお身体の状態に合わせて施術を行わせていただきます。

もし何かお困りのことがあれば、遠慮なくご相談ください。

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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姿勢と歩行の整体院 柔道整復師 渡辺雅之

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