【改善例紹介】立っていると腰が痛くなってきてつらい

こんにちは。
姿勢と歩行の整体院の渡辺です。

今回は、「立っていると腰が痛くなってくる」という方の改善例を紹介します。

結論から述べると、この方の痛みは「太ももの裏の筋肉が硬くなっていること」が原因で、腰の筋肉に過剰にストレスがかかってでた痛みでした。

なぜその部分に痛みがでていたのか、何が原因だったのか、どうすれば改善したのかを記載していきます。

目次

患者さんの情報と訴え

この方は50代前半の女性で、一日に数時間立ち仕事がある方でした。

特に午後になるほど腰の両側に違和感と疲労感がでてくるとのことでした。

痛みの出ていた部分を下の画像①に示します。

<画像①:痛みの出ていた部分>

この部分は、いわゆる背筋(はいきん)です。

痛みが強くなるといったん休憩してまたお仕事に戻って、また痛くなったら休憩して、の繰り返しがつらいとのことでした。

整形外科を受診しレントゲン検査を受けましたが、骨に異常はなく、まずは痛み止めと湿布で様子をみるようにと言われ、数週間経過したけれど症状が変わらないとのことでした。

そのことを踏まえて、いつも通り骨盤・股関節を中心にチェックをしていきました。

この方の痛みの原因

この方の痛みの原因は、1つではなくいくつかありました。

しかし一番顕著だったのは「太ももの裏の筋肉の硬さ」でした。

太ももの裏側の筋肉は、骨盤から膝の下までの長い距離を走っている強大な筋肉です。(下の画像②に示します)

<画像②:太ももの裏の筋肉(青丸の部分)>

この筋肉は骨盤の後ろ側についているため、硬くなると骨盤を後ろに強くひっぱります。

ここで重要なのが、この方の症状がでていた背筋も骨盤についているということです。

つまり骨盤が後ろ側に倒れてくると、背筋もひっぱられます。

この「背筋がひっぱられた状態」で長時間立っていると、当然背筋が酷使されるため痛みがでてきます。

次に、施術アプローチの要点についてまとめます。

施術アプローチの要点

施術アプローチの要点としては、「太ももの裏の筋肉の硬さをとり、骨盤を前に傾けていくこと」でした。

後ろに倒れすぎていた骨盤が前へと傾いていくことで、ひっぱられすぎていた背筋のゆとりができるため、徐々に痛みも減っていきました。

この方の場合は太ももの裏以外にも上半身などの崩れが大きかったため、そちらも施術・セルフケアを指導して終了となりました。

まとめ

今回は、主に太ももの裏の筋肉が硬くなっていることが原因で、背筋がひっぱられすぎて痛みがでていた方の改善例を紹介しました。

腰が痛かったり肩こりがあると、「その部分をもめばよくなると思っていた」というお話を患者さんからよく聞きます。

「腰が痛いから、腰をもむ」は、その場しのぎマッサージならばいいんですが、本当に症状を解決していきたい方は、腰以外の部位を施術する必要があります。

その場しのぎでは確かに一時的には症状が楽になっても、痛みの根本原因が解決していないので症状は必ず再発します。

その原因が、筋肉などの硬さを原因とした姿勢の場合が多くあります。

なぜその部分に痛みがでているのか、なぜその部分にストレスがかかっているのかをしっかりと探求していくことが重要です。

私は、そこをしっかりと見つけていきます。

当院では、あなたのお身体の状態に合わせて施術を行わせていただきます。

もし何かお困りのことがあれば、遠慮なくご相談ください。

今回も、読んでいただきありがとうございました。

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姿勢と歩行の整体院 柔道整復師 渡辺雅之

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